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執筆者の写真コウスケ

不登校は不幸そう?学校へ行かなくても幸せになっちゃえばいいんだよ理論

更新日:2024年10月8日



うちの娘は不登校でした。

小学校に通ったのは年に1回。

学校へ行くいかないは本人の意思だと思っているので、

そんなもんだろうと思っていたのですが、

先日とあるツイートを発見しました。






アカウントは不登校の子どもを持つ親のようですが、

これがものすごく辛そうで苦しそうで、

気になってしまいました。


コメントでは同調する意見も多く、

子どもが不登校だというだけで

こんなに苦しむ人がいるのか、と。

でもかつての自分もそうだったかもしれないと感じました。


子どもが不登校だからといって

なぜこんなにも辛く苦しい思いを

しなくてはいけないのでしょうか。





不登校がつらいのは子ども?それとも自分(親)?



冒頭のアカ主の他のツイートを見てみると、

学校へ行くことで

子どもが辛い思いをしていることも

見て取れます。


子どもが辛いから

親として自分も辛いという気持ちは

よくわかります。


でも子どもが辛いと言っているのに

なぜ子どもを学校にいかせたいのでしょうか。



学校へ行かなければいけないという思い込み


過去記事でも書いたことがあるのですが、

学校は行かなければいけないものなのでしょうか?

僕はずっと疑問に思っていました。


でもよくよく考えたら、

義務教育って別に行く義務はないんですよね。

教育を受けさせる義務とは、

学校教育を受ける機会を作る義務のこと

であり、

学校へ行かなければいけない

というものではありません。


これ、実は多くの人が勘違いしているポイントです。




子どもには学校へ行きたくない時がある


僕ら親世代は幼少期に

「学校は休んではいけない」

と叩き込まれて生きてきました。


どうしても学校へ行きたくなくて、

熱があれば休めると思い、

裸でベランダに出て

熱を出す工夫をしたこともありました。

猫に体温計を測らせたこともあります。

でもことごとく失敗して

イヤイヤ学校へ送り出されたのでした。


思い返してみれば

誰しもそんなことはあったのではないでしょうか。


学校へ行くのが嫌だけど

親に無理やり送り出される不条理を

味わっていたはずなのに、

また自分の子どもに

同じことをしてしまう謎の連鎖行動


ぜひ自分の子ども時代の気持ちを

思い出してみてください。

ただサボりたいというだけではなかったはずです。



学校へ行かせたいのは大人だけ?


子どもがこんなに嫌がっているのに、

なぜ大人は学校へ行きかせたがるのでしょうか。

中には体調や精神に不調をきたしている子もいるはずです。


親の立場からすると、

子どもが学校に行っていないのは世間体が悪いから?

仕事や自分のしたいことができないから?

自分の親にそう教育されてきたから?


学校の先生もなぜか登校させたがりますよね。

不登校の生徒がいると評価が下がるから?

登校するように指導しなさいと上から言われているから?

他の生徒に悪影響になるから?


みんながみんなそうだとは思いませんが、

心当たりはあるのではないでしょうか。


僕だって、仕事や自分の時間は欲しいし、

周りの子どもたちと違うという点では

職場やご近所さんとの会話で

不快な思いをすることもあります。


でも自分の子どもだもの、

そういう不条理から守りたい、

子どもの意思を尊重できる環境を

作ってやりたいと思っています。




学校との関係性を作る


ツイ主は毎日学校に

「休みます」と連絡を入れるのが

辛いと言っていました。


辛いのならやめたらいいと思います。


僕も最初は毎日連絡入れていましたが、

無駄だなと気づき、

担任の先生と話すことにしました。


すると色々なことがわかってきました。

学校が休みの確認をしているのは

登校中に何かあったかもしれないと心配しているため。

安否確認も兼ねているのだ、と。


それなら、登校することをベースにするのではなく、

登校しないことをベースに考えてもらっても良いですか?

と提案しました。

学校へ行くときに

こちらから連絡するようにしますので、と。

これで解決です。


学校は敵ではありません。


しっかりと話をすることで

わかってくれることも多々あります。

お母さんだけじゃなく

お父さんも一緒に行くことで話が進むこともあります。



つらい!大変!な思い込みが現実を引き寄せる



つらいこと、大変なことって

確かにあると思います。


でも「大変だ」「苦しい」「つらい」

と思い続けているだけでは

何も現実は変わりません。

ちょっとだけつらい中身を因数分解してみませんか?



なぜ不幸だと思うのか


子どもが不登校になると

なぜ不幸だと感じるのでしょうか?

何がつらいのでしょうか?

自問自答してみると、

答えは色々と見えてきます。


前の章でも書きましたが、

世間体が悪いという周囲の目線

仕事や自分のしたいことができないという親の都合

自分の親にそう教育されてきたからという思考停止


この辺りが自分を不幸に

追い込んでいる可能性があります。

学校へ行かないことで

子どもが幸せになれるんだったら

それが一番ではないでしょうか。



親が苦しんでいると子どもにも伝播する


親が悩んでいたり

迷っていたり

苦しんでいたりすると

子どもは敏感にキャッチしてきます。


そして何も言わないけど

一緒に苦しんでくれたりするのです。

こういうの、エンパスというのですが、

特に母子で起こりやすいそうです。


そりゃそうですよね、

元々へその緒で繋がっていたんですから。

自分が思い悩んでいることで

余計に子どもを苦しませていたとしたら

本末転倒ではないでしょうか。

親が日々楽しく幸せに過ごすこと

これが育児する上でとても重要だと僕は考えています。




視点をちょっとだけ変えてみる


ここでちょっと解決策を1つ。

我が家では、娘は常に家にいて

一緒にお出かけしたり

自分で勉強したり

友達と遊んだりして過ごしています。


彼女は彼女の世界を生きています


学校に行っていないおかげで

平日家族でお出かけをすることもできる

学校経由でコロナに感染するリスクがない

娘との時間をたっぷり楽しめる


見方を変えれば

実は素敵なことはたくさんあります。

そちらに視点をシフトすると

不登校もそんなに悪いことばかりには

ならないはずです。



かつて不登校だった子どもたちは今



不登校になるとことで

親が心配になるのは

将来どうなってしまうのか

というところ。


これって、

いい学校に入って

いい企業に就職っていう

90年代の成功パターンを

引きずっているからではないでしょうか。


いい企業に就職するためには

いい大学を卒業する必要があって、

そのためにはいい高校に行かなくちゃいけない。

中学受験も必要かもしれない。


残念ながら、

今の時代では幻想です。

もちろん、いい大学へ合格して

いい就職先を見つけられる人もいますが、

東大を出てニートになる人もいます。

また、高卒でも上場企業の社長になる

なんてこともザラにある時代です。


学校へ行かなかった子どもたちが

将来どうなったのか、

僕の身近な例を紹介します。




広島のミュージシャン


広島を拠点に活動している

TOKIというミュージシャンと知り合うことがありました。

彼はアメリカ人とのハーフで

小学校から学校へは行っていない、と。

その代わりシェアハウスのような場所で

色んな人と交流しながら生きてきたそうです。


彼はものすごく情緒的な表現がうまくて、

それを歌に乗せているという印象でした。


幼い頃からたくさんの人と接してきたせいか、

コミュニケーション能力は抜群。

今の世の中、

最低限コミュ力あればやっていけるよ

という典型でしょうか。

今は結婚もし、

子どももいてとても幸せそうに見えます。


TOKIの存在は

小学校へ娘が上がる際に

不登校になったらどうしよう

と心配していた僕らに

「そんなこと(学校)より大事なことがあるじゃん」

と気づかせてくれました。


TOKIのホームページはこちら




ベトナムハーフの女の子


娘と同じ幼稚園出身の先輩女子。

彼女は今高校生ですが、

小中と不登校でした。

比較的年も近くて

娘のモデルケースとして

大変参考にさせていただきました。


お母さんは多少心配していたようではありましたが、

僕が耳にしたのは

「内申点が高校進学に必要なんじゃないか」

という点くらい。

学校へ行かないという選択をした我が子を

誇りに思っていました。


彼女は学校になんて行かなくても

コツコツ自分で勉強をしていて頭はよかったし、

ダンスを習っていて

とてもかっこよく踊ることが出来ました。

娘も彼女に憧れてダンスを習っています。

確かにとても人当たりが良く、

挨拶もできるし、

素敵な女の子です。



某大手不動産会社の社員


現在某大手不動産会社で働いている

友人の子どもがいます。

「え?誰もが知ってるあの会社で?どんな子どもだったの?」

と聞くと、

小学校時代は不登校だったそうです。


彼も自分の意志で

学校へは行かないと決めていたそうでしたが、

小4になったある日突然

「学校行く」と自分で決めて

通うようになったそうで、

その後は中学高校と普通に通っていたとか。


小学生の頃から自分で決めて行動できる

というところが大手企業への就職につながったのかもしれません。



うちの長女


我が家の長女も学校へは行かないけど、

友達もたくさんいるし、

伸び伸び成長していっています。

僕が意識してサポートしているのは以下の3点です。


■本をよく読むこと

■幅広い世代の人と交流すること

■自分の表現方法を身につけること


まずはこれだけ出来ていれば

何も心配していません。

下記の記事でも書きましたが、

小学校の勉強なんて

6年生の時期半年あれば全て習得できます。

勉強は本人のやる気次第でなんとかなるものです。






まとめ


不登校=不幸ではないと僕は思います。

不幸にしているのは自分自身であり、

周囲の人たちです。


学校へ行かない方が幸せになれることもあるし、

エジソンのように才能が開花することもあります。


学校なんて行かなくたっていい会社には入れるし、

歴史に名を残すような

すごい人にだってなれる。


あとは本人が何を望むのかどうか、

それだけです。


僕は親としてできることは、

子どもが夢を見つけられるような経験を

たくさんしていくこと

だと考えています。


本気でやりたいことが見つかれば、

子どもはすごい集中力を発揮して

ぐんぐん成長していきますよ。

自分だってかつてそうだったでしょ?

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