お金の話をすれば夫婦仲は改善する?お金の話ができない夫婦の潜在意識の改革方法
更新日:2023年10月24日
先日読んだ
小田桐あさぎ著
にて
「夫婦の問題の9割はお金があれば解決する」
との一文がありました。
コミュニケーション不足によるケンカも
お金があれば仕事を忙しくしなくて済みます。
家が汚い!
靴下脱ぎっぱなし!
なんて問題も
家事を外注することで
解決可能です。
そんなこと言っても
家にはお金がない!
と考えているあなた。
お金の話、夫婦でちゃんとしていますか?
まずはお金について
向き合うことをしないと
お金は入ってきませんよ。
我が家もお金の話をするのが苦手な夫婦でしたが
お金の話をきちんとするようになってから
随分夫婦関係は改善されたと思います。
なんで夫婦なのにお金の話ができないのか
本日は『お金と夫婦関係』
について深掘りしていきます。
お金の問題と夫婦関係
夫婦はいわば
家庭という会社を経営する
共同代表です。
お金という血液が回らないと
死んでしまいます。
夫婦ケンカは
家庭を維持するために必要なことを
知らせるアラート。
だから痛みも伴うし
めんどくさいし
つらい。
そう、お金と夫婦関係は
切っても切り離せない
重要な繋がりがあるのです。
お金の問題が夫婦仲に与える影響
今の世の中
好きか嫌いかに関わらず
お金がないとどうしようもないこと
多いんですよ。
僕はかつて
パートナーがムカつくから
ケンカばかりしているのだ
と思っていました。
でもよくよく分析してみると
ケンカの原因て
お金がなかったこと
必要なのに払えなかったこと
だったんですよね。
お金はないけど幸せです!
とか
愛はお金じゃ買えません!
とか
言いようは色々あるかもしれませんが
愛もお金もあった方が良くないですか?
愛だけあっても
お金がないと
ストレスと不満が溜まって
ケンカになるけど
お金があったら
余裕のおかげで
細かいことに対する
イライラが減って
無駄なケンカは減るんですよ。
なぜお金について夫婦でいざこざが起こるのか
夫婦関係において、
お金に対する価値観や
信念の理解と共有は非常に重要です。
夫婦といえども
それぞれが異なる経験や
家庭環境で育っているので
お金に関する考え方や価値観が違います。
それが時には
対立や誤解を引き起こす原因となります。
しかし、お互いのお金に関する立場や
価値観を理解し合うことで、
お金について話し合うための
下地ができるのです。
お金に関する過去の経験に向き合う
先ほども述べましたが
夫婦といえども
結婚する前までの
家庭環境や経験が異なります。
お互い違うという前提に立つことは
とても重要なのですが、
勘違いしてほしくないのは
だから相手を変えるんだ
ということではないということです。
相手を変えるよりも
自分が変わることの方が
何倍も楽ちんです。
自分自身の幼少期を思い起こしてみてください。
うちにはお金がない
お金の話はいやらしい
お金は汚い
お金に執着するな
などなど
言われてきませんでしたか?
うちは地方公務員の家庭だったので
決して裕福ではなく
お金がない
という印象がとても強かったです。
なので、自分自身も
お金がない
という刷り込みを
受けていることに気づきました。
自分を知ることが
パートナーとの対話のベースとなりますので
ぜひトライしてみてください。
自分自身の潜在意識の改革
お金について自分はこう考えている
とすぐにイメージできることもあれば
無意識のうちに染み付いている
いわば呪いのようなものもあります。
次に「呪い」をどう払うのか
について書いていきます。
マネーマインドセットの見直し
まずはお金に対する表面的な意識に
アプローチしていきます。
お金は欲しい?
どのくらい欲しい?
お金があったら何に使いたい?
どんなお金の使い方ができたら幸せ?
などなどできるだけポジティブな
自問自答をしてみます。
考えるだけで自分が幸せになるような
お金の使い方を考えていくのです。
僕はあるワークをしました。
お金がいくらかかるかを抜きにして
自分が何がしたいか
どんなことができたら幸せか
という項目を100個挙げていくワークです。
最初の10個20個は余裕で楽しく
色々とイメージできるのですが、
30を超えたあたりから手が止まり始め、
50くらいで完全にストップしてしまいました。
お金があったとて
自分が本当にやりたいことって
意外とそんなに多くないものです。
過去のトラウマや信念の克服
未来を見ていった次は過去を見ていきます。
今の自分とは
過去の自分の積み重ねでできています。
当たり前のことですが
これも意識しないと
意外とスルーしがちな真実です。
つまり、
お金についての意識も
過去の自分自身の経験から
影響を受けているのです。
「うちはお金がないからスーファミ買えない」
と親に言われたとか
「お金の話なんてするもんじゃありません!」
と親に怒られたとか
どちらも僕の実体験ではあるのですが
お金については触れてはいけない
タブーという意識を刷り込まれた気がします。
いくら働いても給料が上がらない経験とか
稼いだお金が右から左に流れていって
毎月カツカツの生活をしているとか
こういう経験によって
「お金は貯まらないもの」という
印象を植え付けられているかもしれません。
思い出したからなんなの?
と思う方もいるかもしれませんが、
一生懸命過去をほじくり返して
思い出したことで
無意識だったものが
意識下に出てきたということが大きいのです。
お金に対する新しい意識の構築
未来と過去を表面化しましたね。
そしたら次は
未来と過去の間のギャップを埋めることです。
未来と過去の間
つまりは現在です。
例えば
「海外旅行に毎月行きたい」
という未来を望んだ場合、
過去の自分は
毎月100時間以上残業しても
手取りは20万円ちょっと。
このギャップを埋めるには
どうするのかを考えます。
不足しているのは
毎月海外へ行けるだけの旅費と
旅行をするための時間です。
サラリーマンとして働いていては
毎月旅行するための時間は取れませんよね。
サラリーマンじゃなくて
お金がもっと稼げる仕事をしよう
という発想になります。
それは
YouTuberだったり
ブロガーだったり
社長だったり
しますね。
そのほかの項目についても
こうやって未来と過去のギャップを埋めるために
今何をすれば良いのかを考えていくことで
新しいお金の価値観にアップデートしましょ。
お金の話を円滑に進める方法
さぁ、ついに対決の時がやってきましたね。
パートナーと対話の時間です。
円滑に話を進めるための工夫を
まとめていきますね。
ノーガードで殴り合うコミュニケーション
「うちの夫婦はケンカしたことないんです」
という方がたまにいらっしゃいますが、
僕は正直不健全だなと感じます。
ケンカするほど仲が良い
という格言がありますが、
ケンカというのも
コミュニケーション手法の一つです。
ただただ相手を言い負かしてやろう
屈服させてやろうとするケンカは
生産性がありませんが、
現状をより良くする
相手を理解するためのケンカは
とても有効だと思います。
言いたいことが言えない
遠慮してしまう
のは果たして健全なのでしょうか?
我慢して我慢して我慢して
もうたえきれない!
となって爆発して離婚。
そんなふうになるくらいなら
普段からノーガードでスパーリングして
お互いの境界線を探っておくべきです。
共通の目標の設定と予算作成
お金に関して
土壇場で夫婦の意見が噛み合わないのは
目標のすり合わせができていないからです。
マイホームを買おう
車を買い換えよう
子どものために積み立てよう
などなど
夫婦で共通の目標があれば
いざという時にブレずに済みます。
また、目標金額と
いつまでに達成するのか
という期限を設ければ
より具体的に目標に向かって動けます。
お金の話をするのが苦手
なんか言いにくい
という苦手意識を持っている方でも
お金そのものではなく
夫婦の目標について語るのであれば
話しやすいはずです。
まずは共通の目標設定を行いましょう。
プロの支援を受けるメリット
お金の問題は夫婦だけでは
どうしても難しいことがあります。
どちらかが計算や数字に強ければ良いのですが
夫婦どちらも「苦手」「嫌い」だった場合
話し合うための基礎情報が足りないので
身のある話にはなりません。
そういう場合、
ファイナンシャルプランナーなど
プロに依頼するととても効果的です。
ファイナンシャルプランナーに
現在の収入と支出の仕分けをしてもらい
目標達成のためには
毎月どのくらい貯めなければいけないのか
どうすれば貯められるのか
また、進学や病気など
人生のイベントが発生した時に
どのくらい臨時支出があるのかなど
ものすごく具体的に
将来についてイメージすることが
できるようになります。
第三者を入れることのメリットは
もう一つあります。
それは夫婦喧嘩にならないこと。
家族以外がいると
人の目って気になるもので、
ちょっとした皮肉とかは
出ることはありますが
人前で大喧嘩に発展することは稀です。
夫婦でお金について話し合うまで
ものすごく道のりが遠い
と感じたら
迷わずプロを入れてください。
まとめ
夫婦間でお金の話をすることは
痛みを伴うかもしれません。
しかし、治療だと思って向き合ってください。
一度お互いにしっかりと向き合うことで
その後の人生、
パートナーと過ごすことが
めちゃくちゃ楽になります。
重要なのは
自分一人で向き合うのではなく
夫婦が互いにお金について考えること。
① プロに依頼or共通の目標設定
② 自分の幼少期と向き合う
③ 互いの価値観の誤差を知る
④ 夫婦で話し合い
このステップでいってみましょう!
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