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執筆者の写真コウスケ

なぜ父親は仕事を休めないのか?気を遣う職場とのやりとり

更新日:8月11日



子どもが熱を出しました。

事務所に

「子どもが熱を出したので看病のために休みたい」

と伝えたところ、


「奥さんは何してるの?」


という返答が。


え?

妻も働いていますけど?

さらに言うなら前回も前々回も

子どもが熱を出した時

僕が仕事外せなくて

面倒見てもらっていましたけど?


なぜ父親は子どもの面倒を見ない前提なのでしょうか。

意識のギャップはなぜなのか、

どうすれば良いのかかなり悩みました。




職場とのやりとりをうまくやる方法



仕事を休むといった際に

ストレスなのが会社とのやりとりです。

特に気を遣うのが50代以上の管理職と未婚&子なしの先輩かと。


上司への報告


年齢で区切るのはあまり良くないと思いますが、

わかりやすいので一般論として進めさせてもらいます。


30代以下の子どもがいる家庭では

家事も子育ても仕事も

夫婦平等に行うというのが

スタンダードになってきています。

40代でもまだ幼いお子さんを持っている方は

理解も示してくれるのですが、

40代ですでに子どもが中学生以上だとか、

50代より上の世代では育児背景が全く異なります。


男=仕事


の価値観で生きてきた社会の猛者たちです。

仕事にしか価値を持っていません。

その分家庭でのステータスは幾分か低い傾向にあります。


GTOの内山田教頭みたいなものでしょうか。

家庭より仕事偏重です。

と言うより、

仕事は男、家庭は女

という役割分担をしてきた世代

(団塊の世代)のジュニアたちです。

自身が体験していないので理解が追いつきません。


しかし、子育て環境の整備が

叫ばれているこの世の中、

社会の変化については

肌感覚で知っています。


50代以上の管理職に対しては

低頭平身とにかく

「ご迷惑をおかけします」と言って

休んじゃいましょう。


【上司に報告する際のポイント】

・誰よりも先に相談をすること
・報告ではなく相談の体で
・理由は簡潔に


独身貴族・子なし先輩や同僚への報告


近年では生涯独身という方の

割合も増えてきましたし、

子なしを選択するカップルも増えてきました。

それはそれで人それぞれの選択ですから

何も言うことはありません。


ただ、上司よりも先輩の方が

関係性は近いので

自分自身のことや家庭のことも

少しは知ってくれています。


自分が休むことになって

実質的にカバーをするのが先輩方です。

日頃からの関係性が重要です。


独身貴族や子なし先輩も

子育てについては経験がないかもしれませんが、

「わからないかもしれませんが」という態度はNG。


子育ては知らないかもしれませんが、

大切なものを守りたいという気持ちは理解できるはず。

自分にとって大切なものが

家族や子どもたちであるということを

普段から話しておくと

いざという時に理解してもらいやすくなります。


また、先に上司に許可をもらっておくこと

先輩は業務的なことは

何も言えない状況になりますので、

報告の順番は間違えないよう注意です。


【先輩や同僚への報告ポイント】

・上司の承認を得ていることをアピール
・申し訳なさ全開で
・復帰した際にはお礼を




『子どものため』という大義名分は遠慮なく使う


人生の中で何を大切にするのかは

人それぞれです。

仕事で成功することを望む人もいますし、

平穏な家庭を望む人もいます。


かつては仕事が絶対正義でしたが、

今は多様化の時代。

子どもや家庭だって正義です。



会社への迷惑よりも家庭への迷惑の方がダメージがでかい


「会社に迷惑がかかる」から休めない


と考える人もいるようですが、

少なくとも会社には自分の代わりに

仕事をしてくれる人がいますが、

家庭で父親は自分だけです。

夫も自分だけです

代わりが利かない世界がここにあります。


会社は最悪クビで済みますが

(病欠などでクビにする会社もどうかと思いますが)、

家庭は寝る場所を失います。


最悪離婚した場合、

子どもを失います。

病気が重症化したら文字通り失うことだってあるのです。


会社よりも断然家庭の方が

自分のダメージがでかいのです。



正直辞めることも考えるレベル


「奥さんは何してるの?」

と聞かれた時、

正直辞めてやろうかなと考えました。

会社の利益を考えるのは当然なのですが、

従業員のことを考えてはくれないのだろうか、と。

そして男尊女卑的な考え方が見えてきて

嫌だなぁと感じました。


男女の働き方は平等になってきています。

家事育児の分担も見直されている昨今、

時代の流れを読めない会社は

いずれ取り残されることでしょう。

辞めることも考えてもいいのでは?



自分の大切なものは自分で守る


何度も言うようですが、

大切なものは人それぞれです。

家族や子どもが大切ではない

という方もいることでしょう。

ただ、大切なものや聖域は

自分で守ることは必要です。


そのためには何が大切なのか、

どの順番なのかを一度考えて見る必要があります。


僕はそうやって悩んだ結果、

家族の優先順位が高くなりました。

仕事は二の次です。


なので、家族を犠牲にして

仕事を優先させることはありませんし、

逆に家族のためなら

仕事は犠牲にします。

職場に迷惑がかかっても、です。


もちろん、やんややんやと

言ってくる人たちはいるでしょう。

でも自分は自分の正しいと思った道を

選んだと言えるので

必要以上に申し訳ないと感じることもありませんし、

卑屈にもなりません。


むしろ家族くらい

優先して当たり前だろうと思っています。

なので、僕は他の同僚が

家族を優先にして休んだ場合は

喜んでフォローしますし、

そのための組織だろう、と思うのです。


人に何か言われても

自分の信念を持っていると

揺らぐことはありません


そんな強い気持ち持てない、

人の目が気になるという方は

ぜひこの本を読んでみてください。

目が覚めて少し「自分」というものが見えてきます。




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